![]() 京都国立近代美術館 〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町 TLE 075-761-4111 |
「皇室の名品」展 2013.11.9〜2014.1.13 京都近代美術館開催 記者発表会 |
2013 8/8 東京・日本外国特派委員協会(有楽町電気ビル)で記者発表会が行われました。 |
Treasures of the Imperial Collections − The Quintessence of Modern Japanese Art |
―近代日本美術の粋 ― 皇室の名品 |
今秋、京都のみで開催。皇室の名品が一堂に |
本年12月に天皇陛下は傘寿(80歳)を迎えられます。 その佳き年と、京都国立近代美術館の開館50周年、宮内庁三の丸尚蔵館の開館20周年が重なりました。 各館の記念事業の一つとして、皇室とは特別にゆかりの深い京都の地で、皇室が護り育んでこられた近代日本美術の粋を体系的に広くご観覧いただけるまたとない機会となるでしょう。
日本近代美術史に燦然と輝く至高の作品群が初めて一堂に展覧される本展をどうぞお見逃しなく。 |
みどころ |
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画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
「皇室の名品 ―近代日本の粋―」 記者発表会 '2013 8/8 |
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「展示構成」 ―本展覧会 「皇室の名品」 PRESS RELEASE より抜粋して掲載しています― |
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京都国立近代美術館のみで開催 (長期間の展示に作品保護のため等) される本展は、代々の皇室に引き継がれてきた美術品群が国に寄贈されたことを受け、平成5(1993)年に開館した宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する美術工芸品の中から、選りすぐった近代以降
(明治・大正・昭和) の作品約180点を六つの章に分け、体系的に紹介するものです。 |
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「展示構成」 一、 宮殿装飾 二、 明治期の美術工芸と博覧会 三、 皇室と官展 四、 慶祝の美 五、 皇室と日本美術院 六、 御肖像と大礼 |
'2013 8/8 展覧会、展示構成の概要説明会でのスライド映写の画像です。 |
二、 明治期の美術工芸と博覧会 幕末から明治期には、国内の博覧会事業を推進と、海外の多くの博覧会に参加します。とくに明治33年のパリ万国博覧会は皇室が力を入れ、御下命によって、帝室技芸員らを中心に出品作が制作されました。 ・並河靖之 《七宝四季花鳥図花瓶》 明治32(1899)年 パリ万博に出品 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 明治維新を迎え、欧化政策のもと様々な変革が行われ、日本画や工芸も西洋の影響を受けますが、我が国独自の作風を示す作品も制作されています。 |
四、 慶祝の美 明治以降、皇室の慶祝行事(大正、昭和天皇の御即位、ご結婚など)の奉祝の献上品として美術品や工芸品が数多く制作されるようになりました。 そこには明治以降の近代化にともなう新しい発想や技術の展開を見てとることができます。 ・江馬長閑(文台)、神坂祐吉(硯箱)、神坂雪佳(図案) 《歌蒔絵文台・重硯箱》 大正8(1919)年 ※後期のみの展示 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 美術家、工芸家たち、複数の分野の総力を結集して制作された作品がしばしば見られるのも大きな特徴です。 |
六、 御肖像と大礼 この章では明治、大正、昭和にわたる三代の天皇を描いたご肖像とともに、大礼(即位の礼)の大饗の儀で用いられた、軟障、御挿華・御州浜・悠紀・主基地方風俗歌屏風の紹介します。 ・高橋由一 《明治天皇御肖像》 明治13(1880)年 御物 明治天皇のご肖像画は、明治初期における西洋絵画の摂取で、海外の列強に対して近代国家の君主の権威を強調する写実的な表現で描かれている。 |
お問合せTel:075-761-9900 公式サイト:http://www.momak.go.jp 主催:京都国立近代美術館、宮内庁、日本経済新聞社 共催:NHK京都放送局、京都新聞社 協賛:月桂冠、中村藤吉本店、日本写真印刷、ミキモト 協力:川島織物セルコン |
参考資料:「皇室の名品」 PRESS RELEASE 他。 |
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